元乃木坂46の中心メンバーとして活躍し、現在は女優、モデルとして目覚ましい活躍を続ける与田祐希（よだ・ゆうき）さん。
152cmという小柄な体躯と愛らしいルックスで、多くのファンから愛されてきました。
しかし、その可愛らしいイメージとは裏腹に、彼女の経歴や生い立ちは非常にワイルドで、努力家な一面を物語っています。
特に、彼女がアイドル活動を始めるまでの学生時代、そして大学進学を選ばなかった決断には、彼女の強いプロ意識が垣間見えます。
この記事では、与田祐希さんが歩んできた福岡での幼少期から、東京の芸能学校への転校、そして大学進学を断念して芸能界に専念するまでの学歴と決断の背景を深掘りします。
彼女の努力と成長の軌跡を知れば、さらに応援したくなること間違いなしです！
そのストイックさがかっこいい！
乃木坂46卒業！女優・与田祐希の基本情報と経歴
まずは、与田祐希さんの基本的な情報と、アイドルとしての輝かしい経歴を確認しておきましょう。
与田祐希さんは2000年5月5日生まれで、出身は福岡県福岡市東区の志賀島という自然豊かな小さな島です。
彼女は16歳だった2016年9月に、乃木坂46の3期生オーディションに見事合格し、アイドル人生をスタートさせました。
加入からわずか1年足らずの2017年には、18thシングル『逃げ水』で大園桃子さんと共にWセンターに大抜擢され、一躍グループの中心メンバーとなります。
彼女は2025年2月に乃木坂46を卒業しましたが、その決断は「今が一番楽しい！って思えた時に卒業できたら幸せだなって思っていた。
今がその時でした」という完全燃焼のタイミングだったことが伝えられています。
卒業後は、女優業とモデル業を主軸に活動を継続しており、特にドラマ『量産型リコ』シリーズの主演や、卒業後初の地上波ドラマ『死ぬまでバズってろ！！』の主演など、女優としての評価が非常に高いです。
8年半で「逃げてばかりだった自分」を克服
与田さんがアイドル活動を続ける中で見せた最大の成長は、自身が抱えていたコンプレックスの克服にあります。
乃木坂46に加入するまで、彼女は「苦手なことから逃げてばかりだった」と振り返っており、「壁にぶち当たったらすぐに逃げていた」「辞めちゃえが口癖」だったと打ち明けています。
人前で話すことや集団行動も苦手なタイプでした。
しかし、乃木坂46の活動は、彼女にとって初めて「辞める」という選択肢をとらなかった仕事であり、この経験が彼女の人生を変えました。
「こんな奇跡はもう私の人生で2度と起きない」と考え、「どんなにつらくても5年は続けようと決めていた」という強い覚悟が、彼女をトップアイドルへと導いたのです。
志賀島で育った幼少期：小学校・中学校時代のエピソード
与田祐希さんの独特なキャラクターや芯の強さは、故郷である福岡県志賀島でのびのびと育った幼少期に形成されました。
全校生徒21名！自然の中で育った小学校時代
与田さんが通っていたのは、福岡市立勝馬小学校です。
彼女の実家の目の前にも小学校（志賀島小学校）があったそうですが、あえてバスで30分ほどかかる小さな勝馬小学校を選択したというエピソードがあります。
当時の全校生徒はわずか21名、同級生は4人という小規模な学校で、「みんながみんな家族みたいで、あたたかい小学校でした」と語っています。
彼女はここで木登りや海水浴を楽しみ、野生のイノシシの回避が得意になるほど自然に囲まれたワイルドな生活を送っていました。
小学生の頃は運動会で一輪車演技があったため、一輪車や水泳を習うなど、活発なスポーツ少女でもありました。
環境の変化に苦しんだ中学校時代
小学校を卒業後、与田さんは福岡市立志賀中学校に進学します。
小学校時代と比べて生徒が一気に増え、環境が大きく変わったことで、人見知りだった彼女は苦しむことになります。
中学校ではソフトテニス部に所属していましたが、女子の仲良しグループに馴染めないと感じ、「怖い」「逃げたい」という気持ちから学校を休みがちになった時期（一時的な不登校）があったことも公表しています。
それでも乃木坂46に入って、自分を変えようとした勇気が本当にすごい。
しかし、卒業する頃にはクラスメートと打ち解け、「卒業したくなかった」と語るほど仲良くなれたそうです。
中学3年生の時に書いた「10年後の自分へ宛てた手紙」には、お金を大切にし、家族をハワイに連れていけるように頑張りたいという、彼女らしい素朴で優しい目標が綴られていました。
- 出身小学校：福岡市立勝馬小学校（全校生徒約21名）
- 出身中学校：福岡市立志賀中学校
- 中学校時代はソフトテニス部に所属し、クラシックバレエやジャズダンスを習っていた。
- 乃木坂46のオーディションを受けたのは、中学3年生の時である。
乃木坂合格で一変！高校での学業とアイドル活動の両立
与田祐希さんの高校生活は、乃木坂46への合格という人生最大の転機によって二つのフェーズに分かれます。
地元・玄海高校から上京へ
与田さんがまず進学したのは、地元の公立校である福岡県立玄界高等学校です。
高校の偏差値は52程度で、彼女は国際文化コースに在籍していました。
このコースは、海外の文化や英語学習に力を入れており、留学も視野に入れることができる比較的自由な校風でした。
高校時代にはホームメイキング部（お菓子を作る部活）に所属していたものの、「食べるのと皿洗い専門」だったという飾らないエピソードもあります。
また、地元志賀島の老舗旅館でアルバイトをしており、芸能界に入る前から社会経験を積んでいたことがわかります。
彼女がオーディションを受けたきっかけは、周囲が将来の夢に向かって進路を決める中、自分には夢がなく「一旦挑戦してみよう」と思ったからだそうです。
高校1年生の2016年9月に乃木坂46の3期生に合格すると、彼女はアイドル活動のために上京を決意します。
この転校の際には、クラスメイトたちと号泣しながら別れを惜しんだという話も残っています。
転校先は芸能人御用達の日出高校通信制
上京後の与田さんが転校したのは、東京都にある日出高等学校の通信制課程です。
日出高校（現：目黒日本大学高校）は、芸能活動と学業の両立をサポートする体制が整っていることで知られる学校です。
多忙を極めるトップアイドルにとって、通信制課程は芸能活動に専念しつつ、高卒資格を得るための賢明な選択でした。
乃木坂46のようなトップアイドルグループでは、選抜クラスの忙しさで学業を完全に両立させるのは非常に難しく、大学進学を諦めるメンバーや、学業を理由に活動をセーブするメンバーも少なくありません。
与田さんは、多忙な活動を続けながらも2019年に高校を無事に卒業しています。
高校卒業後、乃木坂46の活動の幅はさらに広がり、ファッション誌『bis』や『MAQUIA』のレギュラーモデルにも抜擢されました。
大学進学を選ばなかった理由と卒業後のキャリア
与田祐希さんが高校卒業後に選んだ進路は、大学進学ではなく、芸能活動への専念でした。
大学進学はせず、プロの道へ
彼女は高校卒業後の進路について明言していませんが、大学には進学せずに芸能活動に専念しています。
これは、アイドル活動が順調で、特にセンターに抜擢されるなど多忙を極めていたため、学業と仕事を両立させることが難しかったからだと考えられます。
アイドルという職業は、若さが重要な要素であるため、18歳から22歳という時期に学業を優先してプロモーションができないと、後のキャリア形成に影響が出るという考え方もあります。
与田さんは、アイドルという仕事に全てのリソースを集中投下するというプロフェッショナルな道を選びました。
もし彼女が大学生だったら、という仮定のインタビューでは、英語を勉強したい、ソフトテニスなどのサークルに入りたいと語っており、もしアイドルになっていなければ、国際系や英文科に進学していたかもしれません。
8年半のアイドル活動で得た成長と女優としての飛躍
乃木坂46に8年半在籍し、2025年2月に卒業した与田祐希さん。
彼女はアイドル活動を通して、狭い世界から抜け出し、人とのコミュニケーションを楽しむことができるように「人好き」になったと語っています。
アイドルを卒業する理由として、「居心地の良い場所に甘え続けるのは違うのではないかと思った」という自己成長への強い欲求を挙げています。
卒業後、彼女は乃木坂46合同会社に継続して所属し、女優業を主軸とした芸能活動を展開しています。
彼女の女優としてのキャリアは、ドラマ『量産型リコ』シリーズの主演をはじめ、素直で魅力的な演技力が高く評価されています。
女優として様々な作品に出演し、卒業後も活躍の場を広げているのは、彼女がアイドルとして活動した8年半で培ったプロ意識と粘り強さの賜物だと言えるでしょう。
- 高校卒業後、大学には進学せずに芸能活動に専念。
- 女優業への意欲が強く、卒業後も『量産型リコ』シリーズや『死ぬまでバズってろ！！』など主演作で活躍。
- 乃木坂46の活動は「辞める」ことを選ばなかった人生で初めての挑戦であり、大きな成長の機会となった。
まとめ：与田祐希さんの学歴が示すプロフェッショナルな生き方
与田祐希さんの学歴を振り返ると、彼女がアイドルとして、そして一人の表現者としていかにストイックに成長の道を選び続けてきたかが見えてきます。
福岡の小さな島で育ち、高校時代に大きな決断を下した彼女の経歴は以下の通りです。
- 出身地：福岡県福岡市東区 志賀島
- 出身小学校：福岡市立勝馬小学校
- 出身中学校：福岡市立志賀中学校
- 出身高校：福岡県立玄界高等学校（国際文化コース）から日出高校（現：目黒日本大学高校）通信制課程へ転校
- 最終学歴：高校卒業（大学進学はせず）
もし乃木坂46に加入していなければ、彼女は大学で語学を学び、海外にも興味を持つ普通の女子大生になっていたかもしれません。
しかし、彼女は「逃げてばかりの自分を変えたい」という一心でアイドルの世界に飛び込み、その活動を全うするために大学進学という選択肢を切り捨てました。
彼女のこれからの女優としてのキャリアは、アイドル時代に培った度胸と、困難から逃げずに立ち向かう強い意志によって、さらなる飛躍を遂げるでしょう。
今後の与田祐希さんの活躍から、ますます目が離せません。
